将来のために資産運用を始めたい。でも何から始めていいか分からない…
そんな初心者さんにおすすめなのが「高配当投資」です!
この記事では高配当投資について解説していきます!
高配当投資とは?
高配当投資とは、配当金を多く出す企業の株(またはETF)に投資する方法です。
企業の利益の一部を、株主に現金で還元してくれるのが「配当金」。つまり、株を保有しているだけで、定期的にお金が入ってきます。
💡 ポイント:
高配当株に投資すると、持っているだけで配当金(=不労所得)が受け取れます。
キャピタルゲインとの違い
種類 | 内容 |
---|---|
インカムゲイン | 配当金など、持っているだけで得られる利益 |
キャピタルゲイン | 株を安く買って高く売ることで得られる差益 |
高配当投資は、インカムゲインがメインの投資スタイルです。
高配当株のメリット・デメリット
メリット
✅ 不労所得が入る(生活費の補助や老後の備えに◎)
✅ 再投資すれば複利効果が見込める
✅ 比較的安定した企業が多く、長期保有に向いている
デメリット
⚠ 成長株に比べて、株価の伸び(キャピタルゲイン)は少ない
⚠ セクター(業種)に偏りやすい
⚠ 権利落ちによって、一時的に株価が下がることがある
高配当株の探し方と選び方
スクリーニングの条件例
初心者は以下の条件で銘柄検索すると見つけやすいです。
- 配当利回りが3%以上
- 5年以上連続増配
- 好業績 or 非減配の実績あり
- プライム市場上場 or 優良株
ポートフォリオの組み方
以下のようにセクター分散するのがポイント!
- 石油・エネルギー(例:INPEX)
- 製薬会社(例:アステラス)
- 金融株(地銀、大手)
- 鉄道・インフラ(例:JR、倉庫会社)
国内株式と米国株の違いとは?
日本株の特徴
- 株主優待やクオカードがもらえる銘柄も
- 月別配当を組み合わせることで毎月の不労所得も可能
- スタンダード市場や小型株も要チェック
米国株の魅力
- 毎月の配当受取が可能なETFも豊富
- 配当貴族(50年以上増配企業)多数
高配当ETF・投資信託の選択肢
高配当ETF(例)
- 日本株:1478、1651
- 米国株:VYM、HDV、SPYD
投資信託
- 世界株やセクター分散型のものも
- インデックス型投資信託をベースに組み合わせるのも◎
ETFならスプレッドシートで配当推移を管理するのもおすすめです!
売り時と損切りの目安
高配当株投資は「持ち続ける」が基本ですが、こんなときは注意が必要です。
- 減配・無配が続いたとき
- 明らかに業績が悪化している
- 底値で推移し続けるときは損切りも検討
おすすめ高配当銘柄
高配当投資を始めるうえで重要なのが、どの銘柄を選ぶかです。特に初心者の方には、安定した業績と配当実績を持つ企業を選ぶことが大切です。ここでは、日本国内のおすすめ高配当銘柄を3つ紹介します。
JT(2914)
JTは連続増配や安定した配当利回りで人気の高い銘柄です。生活必需品に近いタバコ事業に加え、医薬品や加工食品など幅広い事業を展開しています。高配当銘柄を探している初心者にもおすすめで、長期保有での不労所得の受け取りに向いています。
- セクター:内需株、製薬会社
- 配当利回り:6%前後(※2024年時点)
- 銘柄タイプ:優良株、非減配
GMO TECH(6026)
GMOTECHは近年注目を集めている成長株でありながら、高配当利回りを維持しています。金融株としての安定感もあり、少額投資から始めたい人にも適しています。
また執筆時点(2025/4/5)ではトランプ関税の影響で内需株が上がるとみられています。その点でも、国内で完結した事業を展開しているこちらの銘柄は非常におすすめです。
- セクター:金融株、IT系
- 配当利回り:5%前後
- 特徴:成長性あり
NTT(9432)
NTTは日本を代表する大企業で、通信インフラを支える安定企業。定期的な積立投資や長期保有にも適しており、配当+株主優待(グループ会社のクーポン等)も魅力です。
- セクター:通信、インフラ関連
- 配当利回り:3〜4%前後
- 銘柄タイプ:国内株式、継続保有に向いている、株主優待あり
高配当投資を続けるための心構え
高配当投資を成功させるためには、投資家としての心構えが重要です。特に、短期的な結果に一喜一憂せず、長期的な視野を持ち続けることが不可欠です。以下のポイントを押さえておくことで、投資を続ける際の心の準備が整います。
1. 長期的な視点を持つ
高配当投資の魅力は、安定したキャッシュフローを得られる点ですが、短期的な株価の変動に影響されやすいのが現実です。株価が下がった時にすぐに売却したくなることもあるかもしれませんが、長期的な視点で投資を続けることが重要です。特に高配当銘柄は、配当金を受け取りながら、株価の回復を待つことができるため、焦らずじっくりと持ち続ける心構えが求められます。
2. 定期的なリバランス
ポートフォリオのリバランスは、投資を続けるために欠かせません。市場環境の変化や企業の業績によっては、銘柄の比率を調整する必要があります。例えば、ある銘柄の株価が大きく上昇した場合、その銘柄がポートフォリオ内での比率が高くなりすぎてしまうことがあります。この場合、他の銘柄とのバランスを取り直すことで、リスクを分散し、安定したリターンを得ることができます。
3. 分散投資の重要性
高配当投資を続けるためには、分散投資の考え方をしっかりと実践することが大切です。銘柄やセクターを分散することで、特定の企業の業績悪化や市場の下落に対するリスクを抑えることができます。例えば、国内株式だけでなく、米国株や世界株、セクター分散を意識して投資を行い、リスクを最小限に抑えるようにしましょう。
4. 配当金の再投資と複利効果を活かす
配当金を受け取った際には、その都度再投資を行うことで、複利効果を最大限に活用できます。特に、積立投資と組み合わせて再投資を行うことで、長期的に資産を増やすことができます。再投資の際には、過去の配当金を次の投資に活用することで、より多くの株式を購入し、さらに安定した配当を得ることができます。
高配当投資は「放置」でも不労所得が得られる!
高配当株を買って「放置しておくだけ」で、毎年配当金が入る。これが高配当投資の魅力です。
さらに!
- NISAを使えば税金も非課税でお得
- 少額からでも積立投資や再投資ができる
まとめ:まずは1株から始めてみよう
高配当投資は難しそうに見えて、実はシンプルで続けやすい投資スタイルです。
🔍 ランキングや条件検索を活用して
📈 自分に合ったポートフォリオを作り
💰 毎年の不労所得で生活を豊かに!
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